予防接種とは
ワクチンとは病原体(細菌やウイルスなど)から生成された医薬品です。ワクチンを打つとその感染症に対する免疫が得られます。免疫が得られると感染症にかかりにくくなり、重症化を防ぐ上でも有効とされています。また、不特定多数の人へうつさないようにする対策としてもワクチンは非常に役立ちます。
当院の予防接種
インフルエンザワクチン
インフルエンザに感染するのを防ぐために、接種するワクチンです。インフルエンザは流行するとすぐに感染が拡がってしまう上に、毎年流行するタイプも異なります。
そのため、毎年ワクチンを打つことが重要です。流行する前から感染予防できるよう、ワクチンの接種は流行前に済ませましょう。
※小児・高齢者インフルエンザワクチン費用助成制度はご利用できません。
費用
大人【13歳以上】 | 1回 3,800円(税込) |
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帯状疱疹ワクチン
帯状疱疹の発症を防ぐには、帯状疱疹ワクチンの接種が有効です。1回目の接種につき、0.5mlの液剤を打ちます。2回目の接種は、2か月以上あけてから行う必要があります。水痘(水ぼうそう)を予防するために行うワクチンではありません。また、50歳以上の方を対象に行っています。
費用
シングリックス | 1回 26,000円(税込)×2回 |
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ビケン | 1回 12,800円(税込) |
帯状疱疹ワクチンにおける副反応や効果、注意点などについてきちんと把握してから、接種を受けましょう。接種後30分間は、アレルギー反応等がないかをチェックするため、安静に過ごしていただく必要があります。 ご希望の方は当院まで、お電話にてお問い合わせください。
効果
50歳以上で97%、70歳以上で90%の効果があると報告されています。
また、帯状疱疹後神経痛の発症を軽くする効果も得られます。
副作用
- 疲労
- 頭痛
- 発熱
- 筋肉痛
- 悪寒
- 胃腸症状 など
注意点
下記に当てはまる方には、ワクチン接種を行っていません。予めご了承ください。
- 37.5度以上の熱が出ている方
- 重度の急性疾患にかかっている方
- 昔に、帯状疱疹ワクチンに入っている成分を接種した後、アナフィラキシーショックを起こしたことがある方
- 「予防接種を受けるのが難しい」と医師に判断された方
接種できるか否か、医師が判断しなければならないケース
- 高齢者の方
- 他のワクチンを接種してから2日後に、アレルギー反応の疑いがある症状(発熱・発疹など)を起こした方
- 帯状疱疹ワクチンに入っている成分で、アレルギー反応を起こす可能性が高い方
- 心疾患や血管疾患・腎臓や肝臓・血液障害などの疾患を抱えている方
- けいれん・ひきつけを起こしたことがある方
- 免疫異常の方
- 先天性免疫不全症の血縁者がいる方
- 血小板減少症や凝固障害を抱えている方
- 抗凝固療法を受けている方
シングリックス | ビケン | |
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ワクチンの種類 | 不活化ワクチン | 弱毒化生ワクチン |
接種回数 | 2回 | 1回 |
持続期間 | 9年以上 | 5年ほど |
発症予防率 | 97% | 50% |
帯状疱疹後神経痛の軽減率 | 88%軽減 | 30%軽減 |
メリット | 効果が高い |
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デメリット |
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副反応 |
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費用 | 1回 26,000円(税込)×2回 | 1回 12,800円(税込) |